ハチドリのひとしずく
- sa a
- 7月15日
- 読了時間: 2分
前職を辞めてから、今日この日まで。
ずっと変わらず味方でいてくださっている方に、素敵な本をいただきました。
みなさん、『ハチドリのひとしずく』という本をご存じですか?
物語はとても短いですが、その中にぎゅっと詰まったメッセージは、とても深くて大きいものでした。

タイトルには「ひとしずく」。
まさに、One dropの日本語バージョンで、思わず笑ってしまいました。でも、その必然的な言葉に、胸がぎゅっとなりました。
贈ってくださった方は、「今の永田先生にぴったりだと思って」と言って、この本を手渡してくださいました。そのセンスの高さに驚くと同時に、「そんなふうに思ってくださっていたんだ…」と、とてもうれしく感動しました。
物語の中で、森が燃えています。動物たちはみな逃げ惑い、成すすべもなく森の火事を見ている中、小さなハチドリだけが、一滴の水を運んでは、燃える森に落とし続けます。
動物たちは笑います。「そんなことしても意味がない」「どうせ変わらないのに」
それでもハチドリはこう言うのです。
「私は、私にできることをしているだけ。」
その言葉が、今の私の心にすっと沁みてきました。
今までたくさんの人と関わってきて、正しさを求めたり、大きな成果を出さなければ意味がないと、自分で自分を苦しめていたこともあります。でも、どんなに小さく見えることでも、自分にできることを自分にできるペースで続けることには意味があると再確認させられました。
この物語は、さまざまな「大きくて複雑な課題」に対して、誰かに笑われても、小さな行動をあきらめないことの尊さを伝えてくれたと思います。
どうやら今の私は、ハチドリのように見えるらしいです。
一滴ずつでも、自分のできることを積み重ねようとしている姿が、そう映ったのだとしたら、それはとても幸せなことだと思いました。
「やらない善より、やる偽善」という言葉もありますが、私は、やってみよう!と動ける人でありたいです。人にどう見られるかよりも、自分の心が納得できることを選んでいたいと思います。この本は、それを思い出させてくれる大切な一冊になりました。
いよいよ、開業まであと少し。
やるべきことはまだ山積みですが、焦らずに、丁寧に、一歩ずつ進んでいきたいと思います。
“一滴”が積み重なって、やがて大きな流れになるように。
この本を、お守りのようにそばに置いて、これからの一歩を踏み出していきます。
今日も読んでくださりありがとうございました🌸
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